2012年初観察会「京都御苑」

あけましておめでとうございます。

本年もブログ「渡辺健一写真集・北摂周辺の花々」をよろしくお願い致します。
2012年最初の観察会は京都御苑。
植物たちはじっと寒さに耐え、やがて来る春に備えて準備を整えています。
数少ない花々や果実のほかに、冬芽などを観察しました。


京都御所 建礼門

【京都御苑】
御所(旧皇居・禁裏)のまわりの広大な緑地(京都御苑)にはもともと宮家や公家の住まいがあった。
しかし、明治初期の東京遷都以来、公家町が荒廃し、これを嘆かれた明治天皇の命により苑内整備、植樹などが行われ現在のような姿になったそうです。
現在、環境省が管理。
自然豊かな環境を提供し、季節ごとに野鳥などが訪れ、多くの生ものたちの楽園となっています。

京都御苑到着、南西入口より観察開始。

拾翆亭(しゅうすいてい)・九条池 ※五摂家のひとつであった九條家の現存する唯一の建物。

九条池脇の厳島神社 
※平家ゆかりの神社。平清盛が建立し、彼の母親が祀られている。兵庫の築島から移されたと伝わる。

厳島神社の屋根に止まっている、アオサギ(蒼鷺)コウノトリ目サギ科

苑内樹木から観察開始。

高木観察

ハッサク(八朔)ミカン科 

※原産地は広島県。江戸時代末期に尾道市因島田熊町(旧因島市)の浄土寺で原木が発見された。

和気あいあいと、思い思いに低木観察

カジノキ(梶の木)クワ科 ※上部の三角形が冬芽。芽鱗が2個毛あり、下部円形は葉痕。枝に毛あり。

カゴノキ観察(鹿子の木)クスノキ科 ※樹皮が鹿子(バンビ)模様に見える。

常緑で暖地に生え、樹高は15~20mになる

若枝は無毛で、縦に長い皮目がある。頂芽は長楕円形で、やや尖り、芽燐が瓦状に並んでいる。

イヌビワ(犬枇杷)クワ科 

果嚢(正確にはイチジク状果という偽果の1種、イヌビワコバチの雄はこの中で一生を終える)

こちらは冬芽

巨木の森をさらに奥へと進む。

ナラ枯対策の樹木に出逢う。

ああ京都御苑よ、ここにもカシノナガキクイヌシが現れたか・・・・・

今日はあちこちでこのポスターに出逢います。コマッタモンダ

アラカシの実(粗樫)ブナ科  別名,クロカシ、イヌガシ
※葉がやや大きく鋸歯が粗いのでこの名がある。樫とはカタギ(堅い木)のこと

冬芽観察「あら!ルーペで覗くと面白い」「早く見して見して」「うるさい、ちょっとお待ち」

ケヤキの冬芽(欅)ニレ科 ※茶色の芽鱗に包まれた冬芽は枝から外側に突き出して(開出)います。

カツラの側芽(桂)カツラ科 
※カツラは側芽が分枝して枝に成長するため、幹に沿って鋭角の枝を持つことが多い

まだまだ続く樹木観察。

シャリンバイ(車輪梅)バラ科  ※小枝を車輪状に出して、5月に梅に似た白い花を咲かせる

シャリンバイの実 ※中に合着くした種子が2つ入っている

サザンカの木の下で、ディスカッション

アオキの熟した果実(青木)ミズキ科
※3個のうち1個は半分鳥につつかれたのかしら。あんまり旨くなかったのかな?

キャー!ヤツデを囲むおばさま方。ヨン様かヤツデ様か・・・・

ヤツデ(八つ手)ウコギ科 ※あまりイケメンには見えないけど?

高木観察。「こりゃ高いねー」

メタセコイア ヒノキ科 別名アケボノスギ(曙杉)
※1945 年に中国の四川省で発見された「活ける化石」。中生代白亜紀以降、とくに新生代第三紀に 北半球各地に広く分布していたといわれている。

メタセコイアの道をゆく。チークダンスしている木もあります。

ツワブキ(石蕗、艶蕗)キク科

※冬から春にかけて、若葉をつみとって塩ゆでにするとおいしいらしい。
 葉を火であぶったものは腫れ物や湿疹に薬効があるとか。
 九州名産の「佃煮キャラブキ」は、このつわぶきの葉っぱで作られるらしい。

ルリビタキ ツグミ科 ※「ふんなにさ」「どこ見てんのよ」

「染殿第」跡の染殿井。今は枯れているそうですが、京都御苑三名水のひとつだそうです。

草本観察。ツワブキに引き続き足元観察。

フッキソウ(富貴草)ツゲ科
※株がどんどん増えていく様子に「富」の字をあて、白い真珠のような果実に気品があるため「貴」の字をあてた。

先発隊はもう昼食タイム。

そろったところで、みんな仲良くお弁当。「今日は風もなくて過ごしやすいね」飴ちゃんやお菓子も行き交います。

午後からもつづく観察会。

マルバナワシログミの実(丸葉苗代茱萸)グミ科 ※ナワシログミの変異種である。

ウメモドキ(梅擬)モチノキ科 ※いい枝ぶりをしていますね。

クロモジ(黒文字)クスノキ科 ※典型的なクロモジの冬芽。丸いのが花芽、尖っているのが葉芽。

クロマツ(黒松)マツ科
※図鑑には「雌生殖器官(種子錐)は長くのびたシュートの先端に、雄生殖器官(花粉錐)は短いシュートの基部につく」とあるが????。

理科の先生も「これは不思議だ」ということだそうです。

こんどは松の幹にノキシノブを見つけました。

ノキシノブ(軒忍)ウラボシ科 ※シダの一種。またノキシノブ属の総称でもあります。

※ずらりとならんだ胞子嚢

「冬場でなーんもないと思っていたけどいろいろありますね」「そやろ、そやろ、冬場でも勉強になるやろ」

こんどはツガを見つけて大興奮!

ツガ(栂)マツ科 ※ツガの実(種を飛ばしたあと)いわゆるマツボックリのひとつ。

ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅)ロウバイ科
※名前に梅がついているためバラ科と誤解されやすいが、ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。

中国中部原産。日本へは後水尾天皇(在位1611~29)の時代に朝鮮半島を経て渡来。

Y・T女史がロウバイの雄しべ雌しべを調べるために、花を分解されました。
Y・T女史の許可を得て、ここに掲載いたします。
最初、雄しべが見えていて、剥していくに従って雌しべが見えてきます。




イイギリ(飯桐)イイギリ科 ※昔、大きな葉っぱにおにぎりを包んだことから「飯」の名がつく。

※果実がナンテンに似るためナンテンギリ(南天桐)とも言われる。

ゴマギを見つけ、みんなで葉を揉み、匂いを嗅いでみる。「あっ、ほんまに胡麻の匂い!

ゴマギの蕾(胡麻木)スイカズラ科 ※日本の固有種です。

木の実を拾うみなさま。「明日、工作があるんだって」どこから落ちてきたのか、確かめてる人もいます。

桃林に到着。桃の蕾はまだ固そう。春よ来い!歩き始めたみよちゃんが待ってます。

こんどはソシンロウバイを見つけました。

ソシンロウバイ(素心蝋梅)ロウバイ科
※蝋細工の様な花弁と色調は、ロウバイにも共通して言えますが、ソシンロウバイはオール黄色。


子供たちもソシンロウバイが大好きです。

こちらのソシンロウバイは子供たちを見て、あわてて咲き始めました。

紅梅も開き始めました。

白梅もちらほら。春はすぐそこに来ています。

出水の小川にやって来ました。

タネツケバナ(種漬花)アブラナ科 ※水田などの水辺によく群生します。種漬の頃に咲くと言いますが・・・・?「今咲くのはちと早い?」。

閑院宮邸址を見学。

見学後解散。本日もありがとうございました。
# by itkusabana | 2012-01-27 10:00 | 2012.01.27京都御苑 | Trackback | Comments(0)

2011年11月25日秋色真っ盛りの神戸森林公園

いつまでも暖かい日が続いたせいか、今年の紅葉が危ぶまれていましたが、数日前からの冬型の気圧配置到来に一挙に紅葉が進んだようです。
秋色真っ盛りの神戸森林公園。
平日にも関わらす子供たちの嬌声で賑わい、我々年寄りも行く秋を惜しみつつ、今が盛りの紅葉を楽しみました。


神戸森林公園前バス停。神鉄北鈴蘭台駅から2組に分かれて到着。歩いてきた人もアリマス。
送迎バスは無料で今の時期、土、日、祝日はよく混みますが臨時便が出ています。

あとの組を待つ間も、観察に余念がないみなさん。

バス停横のメタセコイア(曙杉/あけぼのすぎ)スギ科
※6500万年以上前の中世代白亜紀から続く生きた化石と言われています。

※メタセコイア、雄花の新芽。新生代第三紀の時代には北半球各地に広く分布していたそうです。

フユノハナワラビ(冬の花蕨)ハナヤスリ科

※秋に生えて春に枯れるのでフユノハナワラビと呼ばれます。夏に胞子葉を出すナツノハナワラビ(夏の花蕨)というのもあるそうです。

みなさん、揃ったところでさあ入園。
注:兵庫県民でお年寄りは無料です(65歳以上要証明/免許証、保険証など)
  そのほかで高校生以上は300円、中小学生は半額。詳しくは神戸森林公園のHP、ご利用案内参照。

紅葉(黄葉)一色の園内で、入園早々最初のトイレタイム。本日の案内役M氏もしばし待機。「・・・」

足元にはキチジョウソウ(吉祥草)ユリ科
※植えてある家に吉事があるときに、開花するという言い伝えがあるそうです。いずれにせよめでたい花。

トイレも済んで、心も軽くさあ観察開始。

こちら、紅葉にはちと早いコミネカエデ(小峰楓)カエデ科 ※文字通り峰楓より葉が少し小さい。

紅葉観察。「ちょっとまって、暑いので上着脱ぎます」みんな知らん顔。

高木、紅葉。イロハモミジ?

そびえるイチョウの雄木?(銀杏、公孫樹)イチョウ科 ※黄葉派の代表。

黄葉観察。

チドリノキ(千鳥木)カエデ科 別名ヤマシバカエデ(山柴楓)

※翼果の姿がチドリの飛ぶ姿に似ているのだが、翼果が見当たらない。この木は雄木?

続く黄葉観察。

M氏の樹木解説も熱を帯びてきました。

青空に映えるシラカバ(白樺)カバノキ科

※ススキを始め秋の草花に囲まれ、紅く照れてるシラカバの葉。

アカメガシワ(赤芽柏)トウダイグサ科 ※この木は葉が黄色いだけでなく新芽が赤い。来春見てね。

モクレンの花芽(木蓮、木蘭)モクレン科 ※紫色に咲いたらシモクレン。白ならハクモクレン。

コブシ(辛夷)モクレン科 
※前出のシラカバとは北国でいいコンビ。~♪シラカバ~青空 南風 コブシ咲く・・・・・

ハクサンボクの赤い実(白山木)スイカズラ科 ※暖地の山野、海岸に自生する常緑小高木。

ウラジロモミ(裏白樅)マツ科 別名ダケモミ(岳樅)ニッコウモミ(日光樅)

※ウラジロは葉の裏が白いから。樅(モミ)なのにマツ科とはこれいかに。モミはマツ科のモミ属で、いわばマツの子分?

続く樹木観察。紅葉(黄葉)だけでなく、赤い実もたくさんアリマス。

イイギリ(飯桐)イイギリ科 ※昔、この葉で飯をくるんだとか。

ガマズミ(莢迷)スイカズラ科
※良質の天然クエン酸を含むりんご酸が多く、昔から健胃疲労回復に珍重された。
 噛み酢実がガマズミに転訛したという噂もあるが、はっきりしない。

カマツカ(鎌柄)バラ科  別名ウシゴロシ
※名の由来、木質が固いので鎌の柄に使った。別名のウシゴロしは牛の鼻輪に使った、などという話はみなさんすでにご存知。「知ってるわい」「いまさらなにを」てな声が嵐のように返ってくるのでしょが、もう他に書くことありませんねん。

※枝中、鈴なりのカマツカの実。紅葉も赤い実も美しいが、これだけ実が成ると圧巻!

ナナカマド(七竈)バラ科

※青空に映えるナナカマドの実。
「七回竃で燃やしても・・・」の話も書きあきました。書くことないなあ。注:面白い話があれば教えてください。

サルココッカの種 ツゲ科

※案内版にアフガニスタン~ヒマラヤに分布とあります。
「遠く戦火を逃れて日本へやって来たのかい」「いえ、公園によい香りを放つために連れてこられたのです」
花期は、毎年早春の頃。

再び園内を行く。行けども行けども、紅葉(黄葉)は尽きません

ワタゲカマツカの実(綿毛鎌柄)バラ科

※ワタゲカマツカの葉
 小枝に残った1枚の葉を見ていると、絵本「葉っぱのフレディ」を思い出します。
 注:「葉っぱのフレディ」1枚の葉っぱを通じていのちの旅を描いた本で、ミユージカルにもなりました。
1コマ前の実がいのちの輪廻を紡いでいてくれるのでしょうが、枯れ枝に残る1枚の葉も、また応援したくなる今日この頃です。

サンザシの実(山査子)バラ科 
※中国産で、果実は生薬、果実酒、ドライフルーツなどに用いられる。
 欧米でも薬用果実酒に用いられ、世界中で重宝されています。
 チャン・イーモウ監督の中国映画「サンザシの樹の下で」で描かれています。
 中国産でいいものも、たくさんありますね。

しみじみと秋ですね。

サンシュユ(山茱萸)ミズキ科 別名アキサンゴ
※「庭の山しゅの木・・・」と歌われる稗拘節(ひえつきぶし)の木は、サンショウ(山椒)の木のことで、この木ではありません。

秋たけなわ、M氏のはからいで裏の畑を見せてもらいました。

シーボルトノキ(シーボルトの木)クロウメモドキ科
※長崎出島のシーボルト邸に植栽されていた中国南部原産のクロウメモドキ科の植物。牧野富太郎はんが見つけたそうです。

トサムラサキ(土佐紫)クマツヅラ科 別名ヤクシマコムラサキ

トサミズキの花芽(土佐水木)マンサク科  ※葉がミズキ(水木)の葉に似ている。 

マユミ(檀、真弓)ニシキギ科 ※秋の定番。よくお目にかかります。

M氏を囲み神戸森林公園の秋について語り合うみなさん。

コムラサキ(小紫)クマツヅラ科 別名コシキブ(小式部)ムラサキシキブの小型?

スミレ(菫)スミレ科 ※足元のスミレが言いました。「スミレ色もムラサキ色の仲間ですよ」

「遅れていますから急いでください」「そろそろ畑の戸を閉めますよ」

「さっいこ」「戸が閉まらんうちに出ましょ」

「ちょっと待って、放っていかんといて。最後にシロバナコムラサキ見せてんか」「早よ、しいや」

シロバナコムラサキ(白花小紫)クマツヅラ科 
※「シロバナって花も白いの?白いのに小紫?」「そんなんどうでもいいから、早くしなさい!」

リュウキュウハゼ(琉球櫨)ウルシ科 ※さすがにウルシの仲間は紅葉が鮮やか。

ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)ゴマノハグサ科 ※こちらも一応ムラサキの名がついています。

ヤマウグイスカグラ(山鶯神楽)スイカズラ科 ※やっと木本の花が登場。

秋色に染まった森の中をゆく。

ウグイスカグラ(鶯神楽)スイカズラ科 
※ウグイスが花や実をついばむ姿が神楽を踊っているように見えるとか。ウグイスが神楽を踊っている姿に見えるとか。ウグイスの鳴くころ花が咲くとか。いろんな説があるそうですがどれも信ぴょう性が薄い。

「落ち葉を踏みしめて歩くと幸せな気分になります」「昔、“幸福”という全編紅葉が出てくるフランス映画がありましたね。もう植物の細かい話はどーでもよくなりました。」

イヌブナ ※きれいな紅葉をだまって見てやってください。




イヌブナの説明文 ※手抜きです。

紅葉がいっぱいの芝生広場に着きました。

イロハモミジ



オオモミジ


ヤマモミジ


コハウチワカエデ

コハウチワカエデ・・・・・・・カエデ科と書いてあります。

広場へ着くと、近所の幼稚園児や保育園児がいっぱい。子供たちの嬌声が木々の間にあふれています。

こちらも昼ごはんにしましょ。

紅葉を見ながらお弁当広げて、まことに風流な観察会です。

お弁当も終えて、おトイレも済んだし(子供たちで混雑していました)、さあ行きましょか。

イタヤカエデ(板屋楓)カエデ科
※亜種、変種がたくさんあり、イタヤカエデは総称名の意味合いもある。

メグスリノキ(目薬の木)カエデ科 ※日本にしか自生していない珍しい木

※樹皮を煎じた汁を目薬として眼病などに効用があるとされている。肝臓にもいいらしい。

タンナサワフタギ(耽羅沢蓋木)ハイノキ科 
※済州島の古名が耽羅であり、済州島サワフタギの意味あいのようです。

ドウダンツツジ(灯台躑躅)ツツジ科 ※新緑・花・紅葉と四季折々の魅力があります。

樹木観察。みなさん元気です。

マルバノキ(丸葉の木)マンサク科  別名ベニマンサク(紅満作)

サザンカの白花(山茶花)ツバキ科

※和名の山茶花を素直に読むと「サンサカ?」誰かが読み間違って定着したらしい。

ハウチワカエデ(羽団扇楓)カエデ科 別名メイゲツカエデ(名月楓)

M氏の解説も午後になってさらに名調子。

タカノツメ(鷹の爪)ウコギ科 別名,イモノキ

カジカエデ(梶楓)カエデ科 別名オニカエデ ※葉がカジノキに似ている。

オオムラサキシキブ (大紫式部)クマツズラ科 ※ムラサキシキブの変種

長谷池。夏には睡蓮がいっぱい。誰かハス池と聞き間違ったそうな。

ラクウショウの気根(落羽松)スギ科 別名ヌマスギ(沼杉)

ハナノキ(花の木)カエデ科 別名ハナカエデ

燃えるような紅葉とは、このことを言う。

長谷池に別れを告げ、さらに園内を進む。

続く紅葉観察。

シアトルの森到着。

ナンキンハゼの実(南京黄櫨)トウダイグサ科 別名トウハゼ、カンテラギ

カイノキ(楷樹)はウルシ科 ※いつぞや、岡山県備前市の閑谷(しずたに)学校の楷の大木を見ました。

ヤブサンザシの実(藪山櫨子)ユキノシタ科
※赤く軟らかく熟し、おいしそうに見えるが、食用にはならない。

日は傾き、朝から楽しかった観察会も、終盤を迎えました。

ハンカチノキの花芽 ハンカチノキ科 ※はやく、あのハンカチのような花を見たいものです。

コバノミツバツツジの花芽(小葉三葉躑躅)ツツジ科 ※来年の春、山々を薄紫に彩ります。

今日は十分紅葉を堪能しました。

さっ、帰ろ。次回はもう十二月だね。
# by itkusabana | 2011-11-25 10:00 | 2011.11.25秋色の神戸森林公園 | Trackback | Comments(2)

2011年11月18日

晩秋の大和路。
天気予報は午後から雨でしたが、曇天ながら一日もちました。
桜実神社の八房の大杉、旧真証寺跡の渋無榧、戒長寺のオハツキイチョウ等の巨樹を観察。
また、大願寺の薬膳料理、森野旧薬草園と盛りだくさんの観察会(と言うよりも秋の行楽)を楽しみました。


大阪梅田を発ち、宇陀市の桜実神社へ到着。

八つ房(やつふさ)の杉、菟田の高城(うだのたかき)の案内板を読み、いざ出発!

八つ房の杉、菟田の高城祉の説明文。神武天皇だの大和平定だの神話の世界ですね。

八つ房の杉へ向かう道中、いつものように草花観察。

スミレ(菫)スミレ科 
※「あっスミレ」「なにスミレ?」「ただのスミレや」「いえいえ日本を代表するスミレです」

ハルジオン(春紫苑)キク科 
※秋に咲いてもハルジオンとはこれいかに?さっきのスミレと言い、最近なんだか変ですね。

コナスビ (小茄子) サクラソウ科
※図鑑には「初夏に花が咲き、花後小さな丸い実をつけ、この実がナスビ(茄子)に似ている」とありますが・・・・?葉に毛がありますね。

ゲンノショウコ(現の証拠)フウロソウ科 ※ゲンノショウコは花がくたびれ、実がまさに弾けんとしています。

八つ房の杉到着。

と言うようなことで、相当古い樹のようです。

スギ(杉)スギ科 
※「いろんな歴史を見てきたんだね。神武天皇ってどんな人だったの?」「・・・」古木は黙して語らず。

古い樹の横で草花見てるの誰?「そっちは今年咲いたやっちゃで、こっち木はものすごく古いねんで」

「見れば見るほど風格を感じますなあ」

ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)バラ科 ※深山という名前がついてますが、深山でなくても見られます。

いつものように観察に時間がかかっています。「おーい、早く菟田の高城へ急いでください」

ハハコグサ(母子草)キク科 別名オギョウ(御形)、ゴギョウ(御形)
※花期は春で春の七草のひとつです。

菟田の高城はもうすぐ、でもツルアリドオシを見つけました。

ツルアリドオシの実(蔓蟻通し)アカネ科

ツルアリドオシの花(蔓蟻通し)アカネ科

菟田の高城址、到着。


神武天皇を賛美して詠まれた歌だそうです。上が古事記(万葉仮名・当て字)、下が日本書紀同じ歌です。

メンバーのY氏はこの歌を、すらすらと詠まれました。相当なインテリですね。

八つ房の杉、菟田の高城祉の観察を終わり、次の旧真証寺跡の渋無榧へ。

旧真証寺跡に到着、写真の樹は渋無榧ではありません。

ここから、250㍍さきにあります。

完熟の実をつけた、サネカズラを見つけました。

サネカズラ(実葛)マツブサ科 別名ビナンカズラ(美男葛)
※別名の美男はこの樹が美男という意味ではなく、皮から採れる整髪料で男前を上げたと言うことです。

タウコギの花のあと(田五加木)キク科 
※色は匂えど散りぬるを。花の色の儚さを感じる今日この頃です。

コバノガマズミ(小葉莢迷) スイカズラ科

葉を染め、赤い実をつけるコバノガマズミ。

カマズミに比べると葉が小さい(ごく、あたりまえのコメントです)

ヨシノアザミ(吉野薊)キク科 ※発見者(吉野善介氏)の名です。ナンブアザミの 変種。

ようやくシブナシガヤに到着。※

シブナシガヤ(渋無榧)イチイ科

「でっかい榧やねえ」

「ほんに大きな榧ですねえ」

タムラソウ( 田村草 )キク科 ※アザミ(薊)に似ていますが、葉に棘がない。

宇賀神社近くの大榧付近に戻ってきました。

宇賀神社境内

「ここは子もうけ神社だそうです」「もう用はないわなあ」「孫も授かってるこっちゃし」

「子もうけ石?」「もうええちゅうねん」

本日のメインイベント、薬膳料理の大願寺へやって来ました。

「子はどうでもいいから、薬膳料理を早く食べましょ」

大願寺山門          梶岡氏提供写真

紅葉が美しい大願寺のお庭です。薬膳料理がたのしみですね。  梶岡氏提供写真

「みなさん揃ったところでカンパーイ!」

薬膳料理献立紹介
【上段・前采】金銀寄せ(金柑、銀杏)、市松羹(南瓜、トマト)、蕗(ふき)酢漬け、玄米おにぎり、味噌漬け豆腐
【中段】白あえ(しめじ・こんにゃく・とんぶり)、酢の物(菊花、紅花、ヤブカンゾウの花)、胡麻豆腐
【下段・三種盛り】長芋とアロエの梅肉和え、野菜と湯葉の味噌和え、金針采(ユリ科の花の蕾)とクコの実

【葛の刺身】

【煮物】飛龍頭(ひろうす)のあんかけ 注:関東ではガンモドキ(雁もどき)と呼びます。

【天麩羅】朝鮮人参、ナツメ、ドクダミ、ヨモギ、ユキノシタ、ハッカ等

【黒米膳】黒米【吸い物】舞茸、ヨモギ麩、ミツバ【香の物】沢庵、胡瓜、もろみ味噌

【デザート】

食後の庭内観察。銀杏と樅の巨樹を拝見。

「いやー、喰い終わった。旨かった」「おしっこもしたし、庭も見たし、ほな行きまひょか」

腹ごなしにちょっと歩いて、森野旧薬園へと向かいます。

森野旧薬園到着!

森野旧薬園の由来について

森野旧薬園俯瞰。中央の石舟で、冬場に葛を水で晒し精製します。

園内観察開始。

カンボク(肝木)スイカズラ科 用部:樹皮 用途:鎮静、鎮症、強壮

クコ(枸杞)ナス科 ※薬膳料理にも出されました。 
果実:クコシ(枸杞子)⇒果実酒原料
葉 :クコヨウ(枸杞葉)⇒強壮
根皮:ジコッピ(地骨皮)⇒解熱、強壮

サフラン アヤメ科 用部:柱頭(サフラン) 用途:鎮静、通経、着色料

ロベリアソウ  ※当初サボンソウと思っていましたがK・M女史がロベリアソウと同定
           写真撮影はWY女史 お二方とも匿名希望。 

ロベリアソウの果実      同じく写真撮影WY女史

ロベリアソウ(ロベリア草)キキョウ科 別名セイヨウミゾカクシ  

※北米原産の外来種。戦後、芝生種子などに混入し、移入したらしい。

英名をIndian tobaccoと言い、ニコチンに似た物質を含有し、禁煙サプリメントとして利用されている。

続く、園内観察。

クチナシの実(梔子) アカネ科 薬効:吐血・喀血(かっけつ) 黄疸 血尿 不眠症他多数。

テイカカズラの実(定家葛)キョウチクトウ科 薬効:恋のやまひ?

テンダイウヤク(天台烏薬)クスノキ科 薬効:秦の始皇帝が求めた不老不死の妙薬?

ノササゲ(野大角豆)マメ科

クマツヅラ(熊葛)クマツヅラ科 薬用部:地上部 薬効:月経不順・皮膚病・各種腫瘍

ウツボグサ(靫草)シソ科 用部:花穂=カゴソウ(夏枯れ草)薬効:利尿、消炎

カワラケツメイ(河原決明)マメ科 用部:全草=サンペンズ(山扁豆)用途:利尿、猨下、整腸

ゴシュユ(呉茱萸)ミカン科 用部:果実 用途:健胃、冷え症、鎮痛

オオバジャノヒゲ (大葉蛇の鬚)ユリ科 用部:根の膨大部 用途:強壮、鎮淡、去痰 

メグスリノキ(目薬の木)カエデ科 用部:樹皮、小枝 用途:目薬
大宇陀の町を望む、森野旧薬草園をあとにお葉付き大銀杏の戒長寺へ向かう。

長閑な山里を行く。戒長寺はもうすぐ。 

アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)アカバナ科 ※夕方から淡紅色の花を開く、マツヨイグサの仲間。

戒長寺山門に到着。お葉付き大銀杏は目の前。

天然記念物 お葉付き銀杏の巨樹

お葉付き銀杏の乳根。

お葉付き銀杏説明文。

奈良県指定天然記念物、ホオノキの巨樹。


戒長寺境内

紅葉を愛でつつ下山。

ウメモドキとイチョウ

色づいたウメモドキの実

暮れなずむ大宇陀平野。これにて、本日の観察会は終了。

一路、大阪へ向かうバスの車内。このとき初めて雨がぱらつきました。
# by itkusabana | 2011-11-18 10:00 | 2011.11.18晩秋の大宇陀 | Trackback | Comments(0)

2011年11月4日大阪教育大学キャンパスと裏山

11月第1週の観察会は、大阪教育大学キャンパスとその裏山。
久しぶりの南大阪、どこまでも青く晴れ上がった空の下、絶好の観察日和となりました。
少し汗ばむ陽気でしたが、みなさんご機嫌よく秋の植物を楽しみました。


近鉄大阪線、大阪教育大学前駅。
※ひと足早く着いたメンバーが、すでに駅周辺で観察を始めています。好きですねえ。

サクラマンテマ(桜マンテマ)ナデシコ科 別名ふくろなでしこ(袋撫子)
※明治中期ごろ園芸用に移入され逸出帰化したそうです。

シラタマソウ(白玉草)ナデシコ科
※帰化植物。北海道に広く帰化しているが、本州以南でも各地に点々と分布。 

ホシアサガオ(星朝顔)ヒルガオ科 ※空き地、道端などに分布する帰化植物。

メンバーがそろった所で、大阪教育大学へ出発。

数分歩いた所で、校門に到着。

キャンパス内、案内版前にてミーティング。

サンシュユ(山茱萸)ミズキ科 

サンシユの実 ※春に黄花を咲かせ、秋に赤い実をつける。

最近、草刈があったようで何にもない。やっと見つけたマツヨイグサ。

マツヨイグサ(待宵草)アカバナ科
※待てど暮らせど来ぬ人を 宵待ち草のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな。竹久夢二の唄で有名。

待てど暮らせど、花がみつからないので、次エリアへと進む皆さん。

アラカシ(粗樫)ブナ科 ※やあ、ドングリでも拾いましょか。

メリケンカルカヤ(米利堅刈萱)イネ科
※種子の 左右に“柄”を出し、長い輝く毛をいっぱいつけた繊細な作りは自然の妙。

ススキ(芒、薄)イネ科 ※秋の七草の一つ。

スズメウリ(雀瓜)ウリ科 
※カラスウリ(烏瓜)に対応して名付けられたとか、実が雀の卵のようであるからといわれる。

アメリカフウ(亜米利加楓)マンサク科 別名モミジバフウ

一見、カエデの仲間かと思うが、互生なので区別できる。

葉の色と葉脈がうつくしい。

クマノミズキ(熊野水木)ミズキ科 ※3月の研究発表で、岡珊瑚(オカサンゴ)の別名を紹介しました。

トウネズミモチ(唐鼠黐)モクセイ科 ※葉と果実

※ネズミモチに似るが、葉はやや大きく、先は長くとがり、透かしてみると側脈がはっきり見える。

キャンパス内学食で昼食のあと、庭園を前に休憩。

モッコク(木斛)ツバキ科

実が美しく、庭木の王者と呼ばれる。

サルビア・アズレア シソ科 ※アメリカ南東部原産で、 耐寒性、耐暑性ともに強い。



エッチラオッチラ校内の階段を登る。結構汗ばむ陽気。

ヘクソカズラ(屁糞葛)アカネ科 別名ヤイトバナ(灸花)、サオトメバナ(早乙女花)
※金色に輝くヘクソカズラの実

イヌシデの冬芽(犬四手)カバノキ科

エンジュの実(槐)マメ科 
※ニセアカシアやイヌエンジュと同じ奇数羽状の複葉をもつマメ科で見分けにくい。

午後も続く低木観察。陽気は夏でも風景は秋ですね。

ノイバラの実(野茨)バラ科 ※日本の野生バラの代表種。

アキグミの実(秋茱萸)グミ科 ※果実は小さいが、食べられる。

イヌツゲの実(犬黄楊)モチノキ科
※モチノキ科の樹木はふつう赤い実をつけるが、イヌツゲだけは果実が黒くなる。

ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)バラ科 ※小花が集まって卵形を成した花穂を付けています。

キャンパスの裏山へと分け入る。

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)キク科 
※日当たりのよい山地によく見られる多年草。この秋すでにお馴染みさん。

カクミノスノキの実(角実の酢の木)ツツジ科 ※角ばった実をつける、酢の木の仲間。

コウヤボウキ(高野箒)キク科 
※この間からちょくちょくお目にかかっていますが、こんな群生は初めて。

オケラ(お朮)キク科 
※(螻蛄)同名のケラ科の昆虫(コオロギの仲間)がいます。また無一文のこともオケラといいます。こちらは雌雄異株の多年草。梵語のようなへんな字を書きます。しかし歴史は古く万葉集にも詠われています。

リュウノウギク(竜脳菊)キク科

※秋遅くに花をつける野菊。今期、泉原観察会に引き続きお目にかかるのは2度目。

さらに上部へ、野菊の仲間を求めて。

ヤマジノギク〈山路野菊)キク科 別名アレノノギク〉
※いろいろ意見が出ましたが、すったもんだの末にヤマジノギクと決定。

ヤマジノギクの同定に神経を使いすぎて疲れました。ちょっと小休止。

夕陽を浴びて下山開始。

ケヤキ(欅)ニレ科 ※オオケヤキの前で下山終了。お疲れさま。

アカカタバミ(赤片喰))カタバミ科 
※カタバミの亜種で、茎や葉が赤いものを、特に "アカカタバミ" と言う。

もう観察は終わったよ。

近鉄、大阪教育大前駅構内で解散式。「鶴橋で道草を喰わないで、早く帰ってください」

# by itkusabana | 2011-11-04 10:00 | 2011.11.04大阪教育大学 | Trackback | Comments(1)

2011年10月28日高槻・川久保渓谷(美女谷)

北摂の山系植物の宝庫「川久保渓谷(正式名称・美女谷)」は水無瀬川の支流にあたるせせらぎを挟んで、約2.5kmの渓谷道です。
高槻市街からバスで約30分の距離にありながら、豊かな自然があふれる別天地。
とは言え、最近、鹿などによる食害や森林整備という開発にあって、年々その自然は失われつつあります。
本日は、川久保渓谷の植物を楽しむと同時に、変わってゆく渓谷の推移を観察しました。


本日の出発点、大欅の大木が鎮座まします諏訪神社境内。

ヤブサンザシの実(藪山櫨子)ユキノシタ科 ※境内を彩る、ヤブサンザシの赤い実が秋を感じさせます。

朝のミーティング。

神社境内から竹藪を抜け、川久保の集落へ。

シラキ(白木)トウダイグサ科 ※ついこの間まで青々としていたシラキが、色とりどりに紅葉。

三々五々、渓谷入口付近に到着。草花をみるひと、樹木をみるひと。

ヤブタバコ(藪煙草)キク科 ※根生葉が煙草の葉に似ている。

昼なお暗き、杉の林道を行く。

ヤマシロギク (山城菊、山白菊)キク科 ※別名イナカギク

テイカカズラの実(定家葛)キョウチクトウ科 
※その名は、謡曲の「定家」に謡われた藤原定家の悲恋に由来。もうすぐ弾けて白い綿毛を飛ばす。

一斉に草花を取り囲む皆さん。「なになに、なーに」様々な意見が飛び交います。

ハダカホオズキ(裸酸漿)ナス科 ※青い実、赤い実、ナスに似てる?

ミゾホウズキの花(溝酸漿)ゴマノハグサ科  ※「この花も寿命が長いね」

ミゾホウズキの実 ※超ミニホウズキ

千鳥橋に到着。「目の前にチドリノキがあるのに、みなさん何を見てるの?」

せせらぎを横目に、渓谷沿いをさらに奥へ。

オハラメアザミ(大原女薊) キク科 ※関東のアズマヤマアザミの変種。

水源の森100選の碑通過

木立の間から顔を出すアオサギ「よっ!今日はまた大勢来たね」

ヤマミズ(山みず)イラクサ科 ※本州(関東地方以西)、四国、九州山地の陰湿地に 生える多年草。

コバン橋、ケンポナシ広場を目指して、延々と続く観察グループの列。

水辺を観察する観察グループご一行様。

アキチョウジ(秋丁字)シソ科 ※ここ川久保だけでなく、この時期、水辺のおなじみさん。

コバン橋手前で樹木観察。「コバンの木があったのに」「コショウの木が消えた」出るのは嘆き節ばかり。

トボトボとコバン橋を渡る一行の背を、秋の光がやさしく慰めてくれています。

ヤブレガサ(破れ傘)キク科 ※若い葉が土から出たときに葉がすぼめた破れ傘に似る。

ヤブレガサを囲む、観察隊の勉強熱心グループ。

マツカゼソウ(松風草)ミカン科 ※花姿に趣があるところから、付いた名前で松とは関係ない。

小さく可愛いマツカゼソウの花。

花と同じく小さいマツカゼソウの実

藪へ入って観察。「ここの木もたくさん切られているね」

ミカエリソウ(見返草)シソ科 ※比較的葉っぱのきれいなミカエリソウ。花穂の短いのは鹿に喰われた?

※秋の光に輝くミカエリソウの花。これなら思わず見返るか?

メガネ橋付近も光がいっぱい。

観察を続ける観察グループ。「オタカラコウはま~だ?」「あと少しでお目にかかれます」

ミヤマハハソの実(深山柞)アワブキ科 別名ミヤマホウソ ※鋸歯のある葉がコナラ(ハハソ)に似ている。葉が半分で恐れ入ります。

お待ちかねのオタカラコウ登場。これよりしばしオタカラコウをゆっくりご鑑賞くださいませ。

オタカラコウ(雄宝香)キク科 ※根茎の香りが龍脳香(宝香)に似ていて、メタカラコウより大きい。






群生するオタカラコウ。時期的には少し遅い?

オタカラコウを堪能するご一行さま。

クサギ(臭木)クマツヅラ科 
※白花を咲かせたあと、紅赤色の萼が山々を色どり、濃い青色に熟した実は、草木染めに使われる。

キランソウ(金瘡小草)シソ科  別名,ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)※いつも春にお目にかかっていました。

楽しいお弁当の時間。

もう遅いと思っていたアケボノソウが少し残っていました。
しかし、シソ科のレモンエゴマ(檸檬荏胡麻)は見つかりませんでした。エゴマばっかり。

アケボノソウ(曙草)リンドウ科

「そろそろ帰ろううか?」と言ったところで、Y氏たちがさらに奥へ入り、シマカンギクを見つけたそうです。

シマカンギク(島寒菊)キク科 【観察熱心なY氏提供写真】※みんなも見に行けばよかったね。

※山間の傾斜地で日当たりの良い所に生える多年草。

秋らしい風情の帰り道。足元に捨ててあるテレビが残念ですね。

帰り道、樹木教室開催。講師は樹木にくわしいO氏。

グループでのディスカッションも盛んです。

再び水源の森100選の碑まで戻ってきました。「ちょっと疲れましたね」

千鳥橋を越えた所から、コースを変えて西尾根道(東海自然歩道)へ。

ここでも樹木教室。

本山寺駐車場前まで登り切ったところで小休止。飴ちゃんが行き交います。

だらだらと坂を下って神峰山寺へ。「帰りに野草園へ寄りましょか」ということになりました。

ノイバラ(野茨)バラ科 ※日本のノバラの代表的な種。ちなみに茨木市のシンボルでもあります。

神峰山寺脇の野草園を散策する。

ツワブキ(石蕗、艶蕗 )キク科

※名前の由来は「葉に艶のある蕗」だとか。

トリカブト(鳥兜)キンポウゲ科 
※致死性の猛毒を持つことで知られ、一時ワイドニュースでも配偶者殺害で取り上げられました。

センブリ(千振 )リンドウ科

今日は陽のまわりが良く、きれいな写真が撮れました。

アサマリンドウが花盛り。

アサマリンドウ (朝熊竜胆)リンドウ科

※最初に発見されたのが三重県伊勢市にある朝熊山(あさまやま)だったとか。

コウヤボウキ(高野箒)キク科 ※また逢いました。

イトラッキョウ(糸辣韮)ユリ科 ※ネギ科とする場合もあるそうです。

ツルリンドウ(蔓竜胆)リンドウ科

※開花後に赤紫色の実をつける。

※つる植物ではあるが、茎はあまり長く伸びず、高い所まで巻きあがることはない。

オオアリドウシ(大蟻通し)アカネ科 別名ニセジュズネノキ
※庭によく植えられる万両、千両にたいしてカラタチバナを100両、ヤブコウジを10両、そしてア リドウシを1両と呼びます。よく似たものにこのオオアリドウシがあります。刺が葉の長さより短 く、葉がアリドウシよりも大きい。

本日はこれでおしまい。
# by itkusabana | 2011-10-29 13:43 | 2011.10.28高槻・川久保渓谷 | Trackback | Comments(0)
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当写真館支配人「渡辺健一」


by itkusabana

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はじめに
2012.01.27京都御苑
2011.11.25秋色の神戸森林公園
2011.11.18晩秋の大宇陀
2011.11.04大阪教育大学
2011.10.28高槻・川久保渓谷
2011.10.21湖南・岩尾池、水口
2011.10.02大仏鉄道跡探訪
2011.09.30郡山城跡
2011.09.15-16三瓶山一泊
2011.08.26伊吹山高山植物
2011.08.19茨木・車作の里
2011.07.22猪名川河畔
2011.07.15淡路・成ヶ島
2011.07.01八幡屋公園
2011.06.17田君川バイカモ   
2011.05.20篠山九輪草
2011.04.15京都宝ヶ池
2011.04.22西宮・香枦園浜
2011.04.01なんばパークシティ
2011.03.25服部緑地と納会
2011.03.18伊吹山麓節分草の里
2011.02.25日本新薬薬草園
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